家づくりのプロセスの中でも「設計が一番楽しい」と言われるお客様はたくさんいらっしゃいます。
設計は家づくりの要。ここでお客様の気持ちを汲み取ることができなければ、一生懸命に建てた家も満足して住んでいただくことはできません。
今回は、ご要望の汲み取り方 プランディスカッションについてお話します。
家づくりの計画において、お客様とプロの違いは考えるときの違いは視点の数です。
プラン作成にあたり、重要な3つのポイントとは?
まずは敷地に行きましょう。街や道は暮らしの延長線上にあり、
周辺環境から暮らしや住まいに求められる要素が見つかるかもしれません
敷地を読むためには、敷地内だけを観察していても限界があります。
・お隣はどんな家ですか?
・その敷地はどんな通りに面していますか?
・その街にはどんな特徴がありますか?
現場を「見る」「歩く」ことが大前提。
そんなことを肌で感じて、計画に反映させましょう。
暮らしは生活行為そのものです。
暮らしを読む基本は” 5W1H ”
「誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように過ごす」 だけではなく 「誰と」が大切です。
人 | Who | 誰がですか? |
With | ひとりで? 誰かと一緒に? | |
By | ひとりで? 誰かのそばで? | |
Why | なぜですか? | |
行為 | What | 何をする? |
How | どのように過ごす? | |
時間 | When | 一日のどの時間帯に? |
場所 | Where | どの場所で? |
住宅会社によっては、ヒアリングを営業担当者が行って、内容を設計担当者に伝える場合があります。
伝言ゲームのように誤解が生まれる場合があります。
また、建て主様のちょっとした一言に、ご本人が気づいていない重要な事が隠れている場合があります。
設計士はたくさんの異なる重要な視点を同時に考えながプランを考えます。
複数の条件をまとめ上げるということは…
そう!どうしても優先順位をつけなくてはいけないんです。