敷地48.4坪に雪処理のしやすい頑丈な単世帯です。
建物の形をシンプルな四角形をベースに計画しました。
LDKのデザイン性UPになる天然木の造作を提案しました。
通気の出来る塗り壁。
左官職人の手仕事による風合いは独特の魅力があります。
Withコロナ時代のワークコーナーを設置しました。
■耐震等級2
■劣化対策等級3
■省エネ等級4(HEAT20 G1レベル)
●UA値:0.46W/㎡・K
●nAC値1.4
●C値:0.5㎠/㎡
※UA値:外皮平均熱還流率(数値少ないほど断熱性能高い)
※nAC値:冷房期の日射熱取得率
※C値:相当隙間面積測定結果(数値少ないほど気密性高い)
弊社11棟目の長期優良住宅です。
48.4坪の限られた敷地に雪処理に困らない頑丈な塗り壁の家です。
コロナウイルスの影響とスケジュールの都合で今回も見学会はありません。
ユーチューブのみの公開です。
気密性能を表すC値は0.5・外皮平均熱貫流率UA値0.46、
夏の日射取得率ηAC値1.4・冬の日射取得率ηAH値1.3・ヒート20のG1レベルとなります。
裸のグラスウール初採用現場です。
詳しくは下記ページをご確認ください。
屋根はブラウンの洋風瓦・外壁上の方は高耐久のフッ素樹脂ベルアートFに寒水石を混ぜて左官職人が仕上げました。
外壁下の方はコンクリート製ですが天然石のような仕上りのロックパイルズを施工しました。
注目していただきたいのが、塗り壁の下地のデラクリートセメントボードシステムです。
これについては、先日ブログで詳しく記事を作成したのでホームページでご確認ください。
屋根雪の処理としては屋根を雪置き場とする方法ですが、雪降しスペースが確保されています。
外壁正面には印象的なロートアイアンを付けてデザインを整えました。
施主様がアマゾンで購入したものです。
塗り壁の家は久しぶりですが、シンプルな外観にはしっとりとよく似あいます。
玄関が明るくなるように両袖タイプの玄関ドアを採用しました。
コート掛け・ニッチ造作を付けました。
玄関から階段・水廻りへ直接アクセスできる通路を提案しました。
リビングには天然木表しの化粧柱と梁を設け、キッチンカウンターを利用した印象的な小物棚をデザインしました。
今回、照明計画にも少しこだわりました。
DK天井高さを少し下げて間接照明とダイニングアームライトを提案しました。
コロナ対策の在宅ワークが増えてきていますので、
自宅でも有線ランケーブルを利用したカウンタースペースは増えていくと思います。
縁無しの畳コーナーは35センチの段差を付けてリビングでソファーに座った方と視線が合わせられます。
下部収納は小さなお子様のおもちゃなどの収納に最適です。
水廻りへリビング側からアクセスすることもできます。
トイレにはアクセントとして壁面に杉羽目板貼を施しました。
洗面天井には集中型換気扇が内蔵されております。
浴室は一般的な1坪サイズとしました。
真横にエコキュート置き場として給湯配管が長くならないようにしています。
階段に付ける窓は手の届く高さに付けましょう。
暖かい空気は上昇するので換気にも有効です。
二階にも一般的な広さのトイレを付けました。
子供室は将来、間仕切りをして2部屋と出来るように建具を二カ所付けました。
西日を避けるため、西側には通風用の縦スリット窓のみ設置しました。
ファミリークロークは共用収納として使えるように通路から入って寝室につながります。
排気グリルは回転により排気量の調節が可能となります。
寝室はアクセントクロスを利用して落ち着きのある空間としました。
掃出し窓から屋根付きのバルコニーに出入りが出来ます。
バルコニーは窓を開け放しとする可能性があるので外部空間として造作しました。
床にはFRP防水・壁はベルアートF・窓枠は板金納まりです
今回も換気システムにはダクト式3種集中換気のルフロを採用しました。
http://www.njkk.co.jp/product/ventilation_system/luflow400-new/index.html
コロナの影響で、施主様の換気に関する関心が高まっています。
換気とは汚れた空気や湿気を室外に排出して、きれいな空気を室内に取り込む事です。
ルフロ本体が洗面天井に内蔵されており排気を行うのはこれ一台で、
換気が必要な個所に付けられた排気口からダクトを通じて捨てる空気が集まってきます。
つまり、掃除を行うのは一カ所のみとなり、ファンが外れるので、掃除の手間が非常に楽になります。
また、ダクト内部を通るのが捨てる空気だけですのでダクト内部の汚れが気になりません。
最大排気風量は一時間当たり490㎥で一般的な壁付換気扇の約12倍、建物の大きさに合わせて17段階の風量調整が出来ます。
空気の取り込みはスクエアフローから行うのですが、寒い時は上のみ空けておくことが出来ます。
換気扇は掃除や故障による交換が必要となる電気機器です。導入コスト・ランニングコスト・将来の交換コスト等、
長期的なコストを考えると、今のところ、こちらが推奨となります。
但し、気密性能の悪い家では計画通りの換気が出来なくなるので、気密とセットで考える必要があります。
屋根材 | 小松瓦/アピア |
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外壁材1 | デラクリートセメントボードシステム/ベルアートF(左官仕上) |
外壁材2 | 貼石材/ロックパイルズNX(天然石風) |
サッシ | エルスターS:樹脂サッシ/ペアガラス(アルゴンLow-E) |
敷地面積 49.4坪 建築面積 19.69坪 延床面積 36.85坪 |