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〒912-0021 福井県大野市中野3-8-1
■設計コンセプト
南北に二つの出入口を設けました。
南からはお客様を迎え、北からはご家族が農作業へ向かいます。
幅7.2m×奥行5.9m 26帖のLDKは開放的な空間であり、屋根付きのイタウバデッキにつながります。
キッチンとランドリールームを回遊動線でつなぎ、高齢者配慮等級3を満たした住まいです。
■耐震等級3
■断熱等級6
■一次エネルギー消費量等級6
■高齢者等配慮対策等級3
●UA値:0.39W/㎡・K
●nAC値:1.5
●C値:0.5㎠/㎡
※UA値:外皮平均熱還流率(数値少ないほど断熱性能高い)
※nAC値:冷房期の日射熱取得率
※BELの値:設計一次エネルギー消費量/基準一次エネルギー消費量
※C値:相当隙間面積測定結果(数値少ないほど気密性高い)
24棟目の長期優良住宅 南側から来客を迎え、ご家族は北側から出入りする二世帯住宅です。
住居内の回遊性が高くキッチンを中心とした家事動線が充実したすまいです。
今回の計画では特に照明計画に配慮を行いました。
東西に延びる緩い勾配の屋根が水平ラインを強調した外観としました。
既存の門・塀の位置を考慮して南側の開放する場所と閉じる場所の配棟に配慮しました。
リビング前のデッキ部分は家の中からは開放的ですが、道路からは見えにくい配置となっています。
東面は適所のみに窓配置として暖冷房負荷を下げる形状です。
北側は拡張予定の道路へアクセスしやすいので家族用玄関として勝手口を設け、南北通風の窓を付けました。
西側も道路面となるので窓位置を揃えて外観上の配慮を行いました。
エコキュートスペースは浴室近く、配管によるエネルギーロスを減らす工夫をしました。
ウッドデッキサイズは幅6.3m 奥行1.3mで存在感を感じます。
ポーチ幅も広く大きな土縁とマッチしています。
玄関から通路奥が見えにくい間取りとなっています。
東側和室は来客専用と考えており仕切りを四枚建て障子戸としました。
お仏壇搬入の為、幅2600の掃き出し窓を設置しました。南側の集熱窓となります。
LDK全体で26帖です。
今回は照明器具選定のポイントを説明します。
・鉛直面を照らす
・重心を低く、光源を見せない
・全体が明るくなくても壁面が照らされると明るく感じる
・高いところから光を浴びると活発になり重心を低くすると落ち着きのある空間となる
・光源が直接目に入ると眩しく感じる
ビニールクロスだけでなく天然木を内装に利用することによりやすらぎを感じる内装となります。
杉羽目板天井と据付のテレビ台を提案致しました。
タタミコーナー段差は35㎝、腰掛けやすい高さで下に引出し収納を据えました。
キッチンはリビングに対面し ダイニングには並列となります。
二台の冷蔵庫を設置して、背面にパントリー棚を付けました。
キッチンが家事動線の基点になるように背面扉からランドリー・脱衣室・浴室・トイレ・土間収納へつながっています。
回遊性も高くそのまま玄関へ通路はつながっています。
このお宅も乾太くんを採用しました。浴室は1.25坪タイプです。
トイレは広く小便器付きです。
土間収納壁はシナベニアで仕上げました。ご家族用の北への出口となります。
1Fに寝室があり、クローゼットから入る形状となっています。
9帖を二室に分けて使用できるようにアコーデオンカーテンを採用しました。
2階は全体で約23坪となります。
外部からは小さく見えますが、二階用リビング・8畳寝室・7畳洋室が2室と個室がたくさんあります。
1階の階段付近には窓がありませんが、上部に窓を設けて光を落としています。
二階用の手洗いスペースとして特注カウンター付の洗面ボールを配置しています。
二階ホールの一角をタンススペースとしました。
通路部分をコンパクトにすることで使えるスペースを多くする工夫です。
くつろぐ二階8帖のリビングスペース、照明を壁付ブラケットのみで対応しました。
寝室はクロゼットから入ります。東面のみアクセントクロスとしました。
東側洋室は7.5帖
西側洋室は7帖 クローク扉は無しにしました。
今回は照明計画にスポットを当ててご紹介しました。
敷地面積 189.72坪 建築面積 43.21坪 施工延床面積 66.50坪 |