住宅ローン減税consumption tax
制度概要
正確には「住宅借入金等特別控除」といいます。
住宅ローンなどを利用して住宅を購入・新築・リフォームした時に、
一定の条件を満たせば、入居した年から10年間にわたり、
所得税の控除を受ける事の出来る制度です。
・住宅の取得（新築、新築住宅の取得、中古住宅の取得）
・一定のリフォーム工事
＜計算例＞
■住宅ローン控除額＝住宅ローン年末残高×控除率（1％）
対象住宅の要件
- 新築住宅
①住宅取得日から6カ月以内入居、居住
②控除を受ける年の所得合計額が3000万円以下
③入居年とその前後2年以内に譲渡所得の課税の特例を受けていない
④ローンの返済期間が10年以上
床面積50㎡以上
- 中古住宅
①上記（新築要件）
②築後20年以内（耐火建築物は25年以内）
③その他
- 増改築等
①上記（新築要件）
②一定の省エネ・バリアフリー・耐震リフォーム、または大規模な間取り変更や修繕
③工事費用が100万円以上
④その他
留意点
住宅ローン控除は納めるべき所得税から直接控除する税額控除となっています。
また、所得税から控除しきれない額は住民税から控除限度額の範囲内で控除されます。
あくまでも、その年に納める税額の範囲内の額です。
個人間の既存住宅の売買により消費税が非課税の場合には控除限度額が異なります。
消費税率8％または10％の場合
| 一般 | 認定住宅（長期優良・低炭素） | |
| 対象住宅等 | 住宅の新築 新築住宅の取得 既存住宅の取得 （築後20年以内） 増改築など |
住宅の新築 新築住宅の取得 |
| 控除限度額 | 4000万 （年末ローン残高） |
5000万 （年末ローン残高） |
| 最大控除額 | 400万 （40万円年間） |
500万 （50万円年間） |
| 控除率 | 1% | |
| 控除期間 | 10年 | |
| 期限 | 2021年12月居住分まで | |
ローン減税の拡充
- 控除期間の延長
2019.10月消費税引上げに際し控除期間が10年から13年に延長されます。
※2019.10月1日から2020.12月31日までに居住の用に供した場合
- 11年目以降の控除限度額（下記いずれか小さい額）
①住宅ローン年末残高の1％（従来）
②建物購入価格の2％の1/3
